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 (消音ピアノの選び方)
3.消音Pリスト

消音ピアノを
  詳しく知りたい
 1.どんな仕組み?
 2.グランドピアノに
  取付できるの?
消音ピアノ(サイレントピアノ)はグランドピアノにも付けられるの?
周囲に迷惑をかけずに練習できるピアノの消音機能。
アップライト(たて型)だけではなく、
グランドピアノにも
取り付けることは可能なのでしょうか?
取り付けが可能ですか?と問われれば、
答えは”Yes”です。けれど・・・
ちょっと
問題も…
消音ピアノは、ハンマーが弦に当たる寸前にストッパーが
かかり、それに対応したセッティングが必要となります。
アップライトピアノの場合は、ほとんどタッチに影響がない
と言えますが…
グランドピアノは、アップライトに比べ
非常に表現力豊な楽器です。
そのため、セッティングにもシビアな
対応が必要となります。

新品購入時に、オプションとして注文
されたヤマハ純正サイレントGP以外
は、アコースティック(生)演奏される
ポジションの際にも、少なからず影響
が出る可能性があります。
グランド用の消音ユニットを扱うメーカーや販売店の
広告では「タッチに『全く』影響はありません」と
されていますが、機構上それはあり得ません。
ただし、それじゃグランドに付けるのはやめよう、
というのもご検討の結果としては早急過ぎるかも
しれません。
シビアなセッティングと便利な機能。
どちらがお客様にとってより大切なものか、
ご検討いただくために、ぜひ以下をご覧ください。
まず、通常のグランドピアノのアクションを見てみましょう。
鍵盤への入力が
複雑な過程を経て
ハンマーを動かし、
弦に到達して発音
に至ります。
通常のグランドピアノと、サイレントGPの構造を比べてみましょう。
これが普通の
グランドピアノ
こちらが、ヤマハの
サイレントグランド
赤い部分が、
消音グランドピアノに
共通する追加部分。
緑はヤマハサイレント
のみの追加部分です。

さて、どのような仕組みで音が出なくなるのかというと・・・
サイレントを可動させると
消音バーが回転します。
鍵盤を下げても、ハンマー
が、消音バーに当たって
弦に到達せず、音が出なく
なります。
案外、簡単な構造のように
思えますね。
鍵盤下に新設されたセンサーが鍵盤の動きを計測し、
そのデータがコンピューターに送られ、ヘッドホンから
音を出すわけです。
このように
鍵盤からハンマーへの一連の動きが制御されるため、
アクションの調整を一部変更する必要があります。
消音での演奏は、音自体が変わるため、弾きごこちが
変わるのは当たり前ですが、ここで問題となるのは、
消音を解除して、アコースティック演奏をする場合にも
影響が出てしまうということです。
前項『どんな仕組み?』のアップライトピアノの
場合でもご説明しましたが、鍵盤を押す力は、
通常、ハンマーが弦に届く2〜3mm手前で
抜けます。
ハンマーで弦を抑えつけないためのシステム
ですが、消音ピアノの場合、消音バーに
ハンマーの軸が当たる寸前に力が抜けるよう
にセッティングを変更しなければなりません。
消音向けのセッティングでは、鍵盤からの入力が
抜けるのは6mm程度。アップライトの場合は、
構造上の違いから、問題にならない範囲ですが
豊な表現力を有する繊細なグランドピアノの
アクションでは、そうはいきません。
チカラが途中で抜けるということは、
鍵盤をたたくチカラが
100%弦に伝わらないことを意味します。
具体的に言いますと、フォルテッシモが弱く…いや、
実際には慣性のおかげでフォルテシモはそれほど
変わりません。最も影響が出るのはピアニシッモ。
今までのそぉっとしたタッチでは、ハンマーが弦に
届かず、繊細なコントロールは不可能となり、
表現力に乏しいピアノになってしまいます。
しかしながら・・・
更に現実的な話をいたしますと、お客様のご家庭の
グランドピアノは、それほどシビアな調整がなされて
いない場合が多いのも事実です。
悪い言い方をすれば、100%の実力を出し切る調整
がされていないピアノが大半だとも言えます。
また、あまりにコントローラブルなピアノは、タッチの
過ちがすべて音に出てしまって弾きにくい印象を
与えることもありますから、あえて遊びの多い調整
を好まれる方もいらっしゃり、消音のセッティングは
それと同じ程度とも言えます。
以上、ご理解いただいた上で、『消音ピアノ』の便利さとを
秤にかけて取り付けのご判断をいただければ幸いです。
弊社では、取付経験の豊かな 専任の技術者が取り付け
に伺いますので、安心してご相談ください。
朗報!!
グランドピアノ専用消音ユニット『コルグKHP-5000』は
今までの後付け消音GPユニットの常識を打ち破る
ハンマー接近3mm以下」を実現し、高感度のタッチが
得られます。現在、本郷店にて取付見本を展示中です
取り付けを行った感想としては…
「物凄くイイ!!」です♪
コルグKHP-5000のご紹介をする前に・・・

コルグよりも以前からにタッチの変化がないことを
実現している消音グランドピアノをご紹介します。
実は、新品購入時に、メーカー特注で消音機能が
取り付けられた、ヤマハのサイレントグランドピアノ
では、アコースティック演奏時でのタッチの変化は
ほぼありません。
先ほどご覧いただいた
消音グランドピアノの
内部画像で、緑の部分
は、ヤマハサイレントに
特有の部品だと申しま
した。
この部分が、生演奏時
のタッチ変化を生まない
しくみなのです。
画像を一部拡大してみましょう。右が普通の
グランドピアノ、左がヤマハ特注サイレント。
緑線でかこったL字部品の底辺には、コブが
2つあります。
更にピンク線でかこった部品も追加されて
いますね。
アコースティックポジションは
L字パーツ底辺の右端が、上の
制御ボタンに触れて、チカラが
抜け、ハンマーは弦の約3mm
手前で脱力します。
ヤマハサイレントGPでは
消音機能を作動させると同時に、
L字パーツの制御バーが稼動。
L字パーツ底辺2つ目の
コブが、制御バーに接触
して消音セッティングの
位置で鍵盤からの入力を
脱力させます。
このように、ヤマハ特注サイレントグランドピアノでは
消音演奏とアコースティック(生)で、それぞれ別の
アクションセッティングに変化。そのため、生演奏
の際にも、普通のグランドピアノと大きく変わらない
タッチを実現しているのです。
ですから、やはり納得できる消音グランドピアノを
手に入れるなら新品ヤマハに買い替えというのも
ひとつの方法です。
(アクションの構造が違うため、残念ながらヤマハ
消音GPのシステムを、後付けはできません。)
愛着のあるピアノをそのまま生かすも良し、
心機一転されるのも良し。
ぜひ併せてご検討くださいませ。
コルグ KHP-5000
 後付けしてもアコースティック演奏での
 タッチ変化がほとんどない、コルグの
 グランドピアノ用消音ユニットをご紹介。

 レットオフ3mm、ドロップの変化もなし!
 ヤマハ以上の実力を持っています。

 ブログにて
 詳細の解説をさせていただきました。
 → ブログへ
誠に申し訳ございませんが、
現在、世界的な半導体不足の影響で
コルグKHP-5000は生産休止のため
代替えとして、弊社では
グランドピアノ用ピアノサイレンサーを
お薦めしております。
ヤマハ・コルグには一歩譲りますが
ハンマー接近の調整について
4mm以下を実現しており、
現段階で最もアコースティックへの
影響が少ない後付け消音ユニットとなります。

ヤマハの新品サイレントグランドピアノ、お買い得品はこちら。
ヤマハ

 C1TDSH3
 高さ  101cm
 間口 149cm
 奥行 161cm
 300kg
 
  \2,200,000-(税込)

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 サイレント専用モデル。
 通常のタイプとしては
 最も廉価なサイレントGP。
 2022年9月15日発売

その他、ヤマハサイレントGP/カワイ消音GPについて 詳しくはコチラへ。
グランドピアノの消音について、
ご理解いただけましたか?

グランドピアノにも安心して取付が
できるユニットについて、
ご相談お待ちしております。