ブルマァク復刻版ポインター

<作例その2>

 復刻版ブルマァクポインターを作ろうと思い立った際、コンセプトの構想として
 まず考えられるのが「リアル嗜好」か「レトロ調」か、という選択でしょう。

 しかし、リアルポインターは既にFUJIMIのプラモやユニファイブのミニチュアが存在し
 このプラモの改造で、あのレベルを超えるのは無理があります。

 そして、準リアル嗜好への回答は既に前のページで出しています。

 マルザンやブルマァクのフルレプリカではサイト公開する意味はありませんし、
 単なるレトロ調やラジコン改造などは、既に他のサイトでも紹介されています。
 (例えば、ウチからリンクしている- 彩色 怪獣消しゴム ウェッブ版 -にて
  ステキな好例がございます。ぜひご覧ください。)

 そこで考えた弊サイトのコンセプトは『大人のミニチュアカー』。如何でしょうか。
 

 前作でもわかるように、メッキパーツはかなりの高級感を醸し出します。
 特に今回の作例のような、小ぶりの模型の場合は顕著に効果を表します。

 そこで今回の作例も、マスターモデルのメッキパーツをそっくり使用しています。
 バンダイ復刻版はタイヤが純正仕様なので、前作と異なり、純正メッキホイールも
 使用可能で、より美しさが際立ちます。
 
 
 メッキパーツのコンバージョン以外は、本体への改造はほとんどしておりません。

 唯一、機能的に問題のあるミサイル発射スイッチを延長し、フェラーリなど、最近の
 スペシャリティカーで流行の『アルミ削り出しシフトノブ』風(^^;)に仕上げてあります。

 また、後部の「TDF PO-1」ロゴは自作の立体メタルを配してみました。
 
 
 塗装は、モデラーズのライトブルーメタリックで全塗装した後、パールブルーを吹いて
 落ち着いた色調を再現しました。この辺は、トイマークポインターや、ブルマァクの
 ポインター(大)の雰囲気を参考にしています(プラトイのページ参照)。

 パール塗料をエアブラシで吹き付けると、非常に上品な『艶消し仕上げ』が得られ、
 高級感が倍増します。クリアコートはしません。作者お気に入りの手法です。

 ウィンドシールドはクリアブルーで塗装しています。
 
   
 ウルトラ警備隊マークは、マスターモデルのリアルタイプを採用しましたが、
 ただし、デカールの質感では雰囲気がイマイチですので、光沢シールに転写して
 使用しています。TDF PO-1マークは、色を濃紺にした上で透明シールに
 転写して使用。ボディラインはカッティングシートに置き換えました。
 
 ミサイルは、銀成型色そのままではつまりませんが「遊ぶ」ということを考えると
 『塗装』では、当然 色が剥がれてしまう懸念があります。そこで・・・
 
 
 「ブルマァク復刻」ということで、第一に思いついたミサイルは、プラトイ等のミサイルで
 使用されがちな「透明の赤」(実際のブルマァク製ポインタープラトイは違いますが)。
 しかし、赤はちょっと似合わないように思い、無難なところでクリアブルーのアクリル素材を
 削り出し、新規に作成しました。
 
 
 
 そして同様に、アルミ素材・真鍮素材を削りだし、メッキパーツに併せて
 金銀のミサイルも製作しました。装着した感じでは金が一番似合うかなぁ。
 
 
 『大人のミニチュアカー』。造型的にはオモチャのままながら、大人が所有する上で
 充分に満足を得られるだけの「高級感を与える」というのが作例のお題目でしたが、
 作者の解答にご満足いただけたでしょうか?
 
 
さて、もう1台の作例が次のページに控えております。もう少々、おつきあいくださいませ。m(_ _)m
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