ブルマァク復刻版ポインター

<作例その3> 銀ピカ ポインター!(^^;)

  まぁ 前作、前々作で いかにメッキパーツが模型を惹きたてるかということが
  わかったので、いっそのこと「オールメッキ」でドレスアップしちゃいましょう♪
  が、今回のコンセプトです(笑)。
 
 
  偽のメッキ表現に使用したのは メディコムの『メタルライクスプレー』です。
  
 
  ボディラインや、TDF PO-1ロゴ、ウルトラ警備隊マークはデカールのデザインを
  メタリックカラーの「カッティングシート」に置き換えて表現しました。
 
 
   フロントグリルやランプ類などは、メタルライクスプレーによる塗装の上に、
   クリアオレンジを吹いてあります。タイヤの金ラインも金ラッカーによる塗装です。
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  例によって、改造箇所はミサイル発射スイッチの延長のみ。真鍮釘を使用しています。
  ミサイルは前作と共用の、アルミ製シルバーミサイル&真鍮製ゴールドミサイルです。
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  現在、「塗装でメッキみたいな質感の銀になりますよ」と明示がなされている塗料は
  いくつかありますが、実際に使用すると、単に明るめの銀色でしかない代物がほとんど
  です。メッキ表現として使える塗料で有名なモノは、今回使用したメディコムのスプレー
  と、クレオス(レベルカラー/Mr.カラー)のメッキシルバーのみです。
  
  色調としては、クレオスが ややギラギラした質感。クレオスは比較的明るい色調。
 
  今回の作例にメディコムを選んだ理由は、「例え水性だろうとクリアの上塗り不可」と
  されるクレオスに対し、メディコムはクリアコート可、と販売店の解説があったから。
  
  どちらも塗装膜は非常に弱く、手で触り続けると あっさり塗膜が剥がれることは 安易に
  予想されるため、『遊べるオモチャ』を目指すセブンVintage作品としては クリアコートが
  必須条件。メディコムの選択は当然、ということになりました。
  市販プラモデルのメッキパーツでさえ、本来トップコートは必要ですもんね。

  ところが・・・コレが大嘘。 いや、確かに塗装は可能ではあります。
  しかし、クリアコートしたとたん、メッキ感は消え失せ、ただの明るい銀色に(泣)。

  だいたいこのスプレー、噴射ノズルの精度も甘いため、美しいメッキ表現を得るには
  かなりの厚塗りを必要とし、その乾燥に1ヶ月近く待たされました。
  その上、これは私の不勉強も原因のひとつですが、組み立てやシール添付のために
  塗装面を素手で触っていたら、みるみるメッキ感が落ちてしまいました。
  ボディのヨジレによって塗膜表面もよじれてしまったことと、手汗の成分による酸化が
  起きてしまったのだと思われます。

  本来、塗装後はもっと美しいメッキ感がありました。ちょうどアルミホイルの表と裏の
  中間くらいのメッキ感があったかと思います。
  私の不勉強が一因ですが、クレオスを使用していたら、薄い塗膜でヨジレはできなかった
  でしょうし、もっと注意深く扱っていたはずだと思うと、塗料の選択ミスも悔やまれます。
  
  本来の『遊べるオモチャ』を前提にするなら、メタルック(極薄アルミ蒸着シール)を
  使用するべきだったかもしれません。
  まぁみなさんに、メッキ風塗装の現実と、失敗例のご参考としていただければ幸いです。
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  今回の「銀ピカポインター」、イメージコンセプトとしては 『○○記念贈答品』みたいな
  イメージで作成しました。製作プロ(円谷などの)や 玩具メーカーが、新社屋完成記念とか
  創立○周年記念とかで関係者に配る記念品なんかでこういう品ってありますよね?
  で、恥も外聞もなく 成金チックに派手な作例となりました(^^;)。失敗作だったけどね…。
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今回の作例で、もうひとつ苦労したのはホイール。
日東マスターのタイヤは、ブルマァク純正金型の
ホイールに装着できないため、タイヤに合わせて
ホイールを大量に削り込み、装着を可能にしました。

  如何でしたでしょうか・・・って、失敗作なんてご覧にいれてスミマセンです(汗)。
  まぁ成功例ばかりじゃつまらない、っということで、編者が十数年ぶりのプラモ製作だった
  ことも併せ 「次回作に期待」 で、どうかご勘弁くださいませ。  m(_謝罪_)m
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