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1mサイズ ウルトラセブン |
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徳間書店刊のホビー専門誌「Hyper Hobby」にて、
『究極のウルトラマンフィギュアを作る』という企画が立上がった。
徳間書店(企画)、円谷プロダクション(監修)、栄進堂(製作)、
3社によるコラボレーション企画である。
まずはキャラクターの選定が始まった。読者からの人気投票により、初代ウルトラマンや
ティガなどの強力なライバルを抑え、我らがウルトラセブンがその栄誉に輝いた。
サイズは1メートル。材質は、当初ウェットスーツの触感を思わせるような軟質素材が検討
されたが、経時変化を考慮に入れ、結局無難にソフトビニール製のフィギュアと決定する。
さまざまな試行錯誤、紆余曲折…
企画開始から2年の時を経て、究極のセブンは我らの家にやってきた。 |
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さてさて、1mサイズの大型フィギュアということで
1リットルの牛乳パック(実際はアップルジュース
だけど^^;)で比較し、その大きさを実感されたい。
フィギュアは勿論のこと、その配送用梱包である
ダンボール箱の大きさもとんでもない。
さすがにマスク部分は外されていたが、後頭部
から足の先まで一体のまま梱包されてきたのだ。
宅配のお兄さんからブツを受け取った妻が、思わず
目まいを起こしそうになったのも無理はない。
家族にしてみれば、とんだやっかいものである。 |
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だけどまぁ、こんな使い方もある…
ウルトラセブンの「えもん掛け」ってことで(^^;)。
ダメか(苦笑)。
でも、内山まもるの描く、ウルトラの国での
マントをはおるセブンのようでもある。 |
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原型を作ったのは、ふだん7cmほどの小さなフィギュアの製作を得意としている原型師
の方だそうで、この大型フィギュアの原型も、あえて得意とする極小サイズで作られた。
ある意味、暴挙である。小さな第1原型を3D拡大コピーして、最終的な型が起こされた。
そのためか細部の造形は甘い傾向にあり、また腕もいくぶん小さいようにも思える。が、
それでもなお、原型師の得意な小サイズで原型を製作させた「突飛な」プロデュースは、
見事成功したと言えよう。全体として、確かにこれはセブンとして成り立っている。 |
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だが、問題がないわけではない。
まずこのセブン、唄っている『1m』というサイズはない。
この点でのクレームも多かったと噂に聞いた。が、まぁ
そんなことは些細な話で、数字などフィギュアの出来に
関係はない。
最大の難点は、雑誌に掲載された見本とは異なり、縦に
構えた右腕の傾きが変わって、正面から見た場合、顔に
かぶってしまうことだろう。せっかくの美形なセブンの顔が
半分隠れてしまったのは少々残念だった。
ところが、私のもとにやってきたセブンは、もっと大きな
問題を背負っていた。届いてから数日後に、何と自立が
できなくなってしまったのだ。そのようなことを起こさない
ために、下半身には充填材が入っているはずなのに…。
この問題は、徳間書店に連絡すると 即座に良品と交換
するという返事が来たが、それが新たな困惑となって、
私に大きくのしかかってくるのであった。 |
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新たに送られてきたセブンを組み上げると、何か
様子が違う。微妙に拒否されてるような…。気の
せいだと思ったのだが、やはり両者には違いが
あった。最初のセブンが、原型に近い、直立した
雰囲気だったのに対し、新しいセブンは、グッと
顎を引き、より戦闘的な雰囲気を漂わせていた。
左画像、Aが最初のセブン。Bが現在のセブン。
同角度からの撮影だが、首の傾斜が異なるのが
わかるだろうか。Aに見られる、顎の下の空間の
違いがポイントである。更に右ヒジと左手の隙間
もかなり違う。加熱して矯正も試みたが、それで
解決が可能なレベルではないようだ。また、接合
の仕方の違いかと思い、腕を外してみたが… |
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接合部についても、雄型・雌型にアソビがあるような
構造ではなく、ズレなど起きようがない。
おそらく、異なる金型によって生産されたのだろう。
友人のセブンや、オークションで見る限り、やはり
2通りのセブンが存在するようであり、決して上記の
どちらかが不良品ということではないようだ。
だが、新たにやってきたセブンは、マスクにも歪み
があったり、雰囲気も編者的には、前の彼の方が
好みだったなぁ。
戦闘的な雰囲気はカッコイイのだけれど、自分まで
拒絶されて、深い仲になりにくいような…。
で、いつか本当に「私のセブン」になってくれるように
少しずつイジって(改造して)あげようと思っている。 |
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ちなみに、以前のセブンにも、飾ってすぐにイジった部分は
電飾点けると消えてしまう「黒目」。これは裏から黒い紙を
貼ってあげるだけなのでみなさんにお薦め。上のセブンを
見ると黒目あるけど、左のセブンはないでしょ?好みもある
でしょうから、使用前後を比べてね。(ちなみに上は前カレ、
右手の指先の位置が全然違うでしょ?←シツコイ^^;)
でも、ホントは反射板自体を取り替えるべき。だって、目の
クリアパーツと黒目のズレが大きすぎるんだもん。確かに
撮影用マスクもズレてるけど、この差はちょっとね。 |
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悪口言い放題だけど、サイト掲載して、なおかつ
『宝箱』に入れたってのは、かなり惚れてるって
いう証拠。1mの存在感は期待以上に凄かった。
家の中でも、家族の一員のように感じられる。
でも、大きさだけに惚れてるワケじゃなくって、
このセブンは実にセブンらしい顔してるフィギュア。
リアルフィギュアと言われるセブンは数あれど、
なかなか編者が「あ!セブンだ!」と認識できる
フィギュアってないんですよね。
これは合格。愛してる♪(^3^)-☆ |
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以下、追記(2007.07.07.) |
さて、そんな訳で、2代目1mセブンをどうにかイジってあげようと目論む編者ではあったが
何せ、大もとの原型が小さなフィギュアなだけあって、実はポーズの改変などをしようとすると
あちこちに歪みが生じているのに気づかされてしまい、悶々とする毎日であった。
あくまで「この状態で完成している」フィギュアであり、大きな改造を施すには勇気がいるのだ。
それとは別に、初代のポージングに未練を残しているのも確かであり、買い替えを夢見て
ヤフオクなどを探すも、そこに見られる1mセブンの落札価格たるや、とても編者の手に負える
ものではなかった・・・はずだった。
ところが2006年の夏、ありえない落札が叶ってしまったのだった。
開封済みであり、また、頭部を留める一部のパーツに破損はあったものの、何と定価の2/3の
価格で、初代と思われる1mセブンを落札してしまったのだ。
実は落札時、ノートPCの向こうには嫁さんがいた(大汗)。黙っているわけにはいかず(だって
宅配屋さんから商品受け取るのは彼女だから^^;)、今あるセブンを嫁に出すから、と言い訳を
したものだった。
2代目1mセブンには申し訳ないが、良い人に貰われることを信じて手放すしかないだろう。
3代目が届いたら、ほんの数日間だけ 2人揃ったセブンに酔いしれようではないか…
嫁さんいわく、「結局両方手放せなくなるんじゃないの?」と疑念の言葉。まぁ普段の私の行動
から推察するに、無理のないお言葉ではある。しかし、私もその辺はわきまえている。あんな
かさばるモノが、狭い我が家に2体も存在することは許されないことなどわかっている。
・・・はずだった(苦笑)。
比べてしまいますとねぇ〜、フレンドリーな顔上げセブンもイイんですが、戦闘的な顎引きセブン
のカッコ良さといったら、これまた捨て難いんですよ〜〜(>_<)。
で、結局2人は私の家に並んだまま、2007年7月現在に至ります(^^;)。
自分より嫁さんの方が、私の性格を「よぉくわかっていた」、ということですね(^^;)。
結局、2人の1mセブンは、まったく手つかず(無改造)のまま、きょうも嫁に邪魔にされつつも
私に微笑みかけてくれています。(^−^)v |
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合成写真ぢゃありません。
(^^;)
右ひじ下と左手の隙間は
同じようなモノかなぁ。
2人並ぶと圧巻です。
(ふだんはさすがに離れ
ばなれに置いてます。
並べて置いとけるような
場所なんか、どこにも
ないですから^^;) |
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<追加画像> |
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足の裏です。
前回載せ損じた画像です。
しかkりブーツのモールドが彫られ、
アイボリーで塗装されています。
メーカー名などの刻印はなく、
左足に版権名が印刷。
右足にはMade in CHINAのシール
が貼られるのみです。 |
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2代目クンの両腕を外したトコロです。
前述したように、取付部の雄雌には
遊びが出ない構造となっていました。 |
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せっかく右腕を外したので、ついでに
記念撮影しました。
本来は見ることのできない
右斜め前から見たセブンのお顔です♪ |
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結局、大幅にイジる計画はなくなりましたが、目の反射板だけは何とかしたいなぁ
と 思っておりましたら…『光跡』のQちゃん様より、理想とも思える反射板の改造を
研究された方のHPを教えていただきました。ぜひご参考にと思い、こちらに紹介を
させていただきます。 →『 Modeling of The ULTRAMAN 』
いやはや反射板だけの問題ではなく、物凄いこだわりに脱帽です♪
ぜひぜひ、『 円谷プロダクション×Hyper Hobbyコラボレーション企画 誌上限定
ウルトラセブン 』 の改造製作工程をご覧ください!(2007年7月現在『ただいま工作中』) |
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