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ブルマァク亡き後、怪獣商品は死滅してしまうのでしょうか?…否! |
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ウルトラマンレオの放映が終了し、ブルマァクも崩壊。
もう「怪獣」はダメなのか…。
しかし、ブームは第3次を迎えようとしていました。
内山まもる氏の「ザ・ウルトラマン」がコロコロコミックで復刻、
かの朝日ソノラマ刊ファンタスティックコレクションNo.2を経て
小学館から発行された「別冊てれびくん/ウルトラマン」の
裏表紙に、再び怪獣ソフビ(キングザウルスシリーズ)の
広告を発見した時の喜びは、今も忘れられません。
(造型はあんまり好みじゃなかったけどね…汗) |
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そんなわけで、功労者である… |
ポピー の商品からご紹介!
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ポピー キングザウルスシリーズ |
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まずはスタンダードサイズのソフビからご紹介。キングザウルスシリーズ
と銘打って発売されました。18p弱の大きさで380円。
中央が初期型。目のみ、柔らかい材質の別パーツでした。有名百貨店
のみで試験販売がなされました。
左の量産型前期版では、目はバッテンの入った造形となり、顔と一体で
成型されることになりました。
銀の彩色は、初期型・量産型前期版とも黒鉄色(黒っぽい銀色)でしたが
右の量産型後期生産分から明るいシルバーに変更されました。
下の顔UP画像は左から初期型、量産前期、後期、ロッテガムの景品版
(後述)になります。 |
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ウルトラマン、セブン、新マンは
いずれも左の台紙に
ブリスターパックで梱包され
足型シール(応募用) |
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と、 |
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カタログ、応募用紙が同封されていました。
人形自身の足裏
にも足型がモールドされています。 |
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★ロッテガムの応募プレゼント商品と横流し品について |
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透明度の違いを
ご覧ください↓ |
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ポピーのスタンダードサイズソフビには、クリアピンクで
成型 されたものがあります。
本来は、ロッテ「ウルトラマンフーセンガム」の景品として
点数券を20点集めてもらえる「特製人形」として配布され
たものです。
写真向かって左が、当時編者が点数券を集めて貰った
その特製人形なんですが「特別につくった」と銘打って
いたのに、単にキングザウルスのクリア版が届き、少々
ガッカリした記憶があります。でもランダムに送られてくる
ということだったので「セブンを送ってください」という手紙
を添えたらちゃんとセブンを送ってくれたのは嬉しかった。
写真向かって右の人形は、80年代初旬に浅草橋の玩具
問屋街で入手したものですが、透明度が高いロッテ版に
比べて透明度の低い濁った感じの成型色で、おそらくは
型を横流して作られた偽物ではないかと思われます。
成型材の透明度に注意が必要なようです。 |
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オマケで、下左の3点が全て80年代に浅草橋で入手したソフビです。 |
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↓左は正規版のキングジョー、
ちょっと大きいですね。 |
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ポピー ソフビ 他サイズ |
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左上中央は、30cmクラスの大型版、初版は私の記憶が確かなら
グレートザウルスシリーズとしてヘッダー付き袋入りで販売。
銀彩色がアイアンカラーで、「手袋も同色」に彩色されていました。
向かって左は後にウルトラマンBigとして手袋の彩色がなくなり、
ブリスターパックでの販売されたもの(980円)。
向かって右は後にバンダイより復刻版として、紙箱入りで販売
されたもので、銀色が明るいシルバー色になります。
右はミニサイズ。背面には塗装がなく、ビームランプもない(汗)。
ヘッダー付きの袋入り、もしくはセット形態で販売。別ブランドで
発売された際にはビームが青く塗られたものもありました。 |
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ポピー その他フィギア |
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上画像向かって左のセブンは塩ビ素材で、腕のみに針金の入った
いわゆる「くねくね人形」。当初ウルトラファミリー11人セットとして
販売され、後に銀の彩色が明るいシルバーとなって単品でも販売
されました(後ろ)。エレキングは無可動のゴム系素材の人形で、
メガトンザウルスシリーズ。台紙付きのブリスター梱包で、ウルトラ
マンやセブン、怪獣の顔がレリーフ(くねくね人形の顔型を流用)
された金メッキのプラ製チャームがオマケに付いていました。
ちゃんとセブンの顔型が入ってるのを選びましょうね! |
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左は小ぶりなペンダントソフビ。
右はテレビヒーローシリーズのセブン。
関節可動アクションフィギアです。
肌色の素体(服を脱がすと、まるで
矢吹丈みたいな体をしてます)に、
ビニール生地のスーツを着用。
頭部はポピーのセブンで最も2枚目な
ソフビ製で、手足はポリ製です。 |
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左は30cm大のプラ製フィギュアで、胸のボタンを押すと顔が
ビカッ!と光ります。なぜ?(笑) 後にバンダイから、この
光るギミックがオミットされたものが復刻されました。
右は小さなフィギア、ワールドヒーローシリーズ。やはり
プラ製フィギュアです。股がフンドシみたいでカッコ悪い…。 |
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超合金/ポピニカ |
ポピーといえば、超合金&ポピニカですね。
すべてが優れものの楽しいギミック満載です! |
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超合金 ウルトラセブン |
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超合金は、当初ウルトラマン、セブン、タロウが
ラインナップされましたがプロトタイプがあるのは
セブンのみ。有名百貨店などで先行発売されました。 |
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初版は「サロメ星人が作ったのか?!」と思わせるような硬質感がめっちゃカッコイイ!!!! |
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↑左から、キングザウルスソフビ(サイズ比較用)、初期型、量産型、バンダイ再販版。
量産型とバンダイ再販版は消しゴム怪獣3体がオマケにつきます。 |
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左から、初期型、量産型、胸の銀ラインと脚形状が異なるバンダイ再販版。
ギミックは、各関節可動と背中のスイッチでアイスラッガーが飛び出します。 |
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初期型のみ、目にバッテンがなく
肩後ろが白成型パーツです。 |
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バンダイ再販版は背中のM字ラインがなく
スネのパーツがジョーニアスで採用された
足首が細いモノが使われています。 |
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ウルトラメカも、数あるウルトラシリーズの中でウルトラセブンシリーズのみが
合金化(ポピニカ商品化)されました!それぞれ多彩なギミックが魅力です。 |
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ポピニカ
ウルトラホーク1号 |
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ホーク1号はα号の噴射口を押すとβ号が飛び出し、γ号も分かれてお約束の3機分離!
α号の噴射口周りを回すとα号翼からミサイル4本が連射される優れギミックも!! |
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ポピニカ
ウルトラホーク1号
ホーク3号のギミックは、
艦首脇からのミサイル発射と
艦首を押すと胴体部分が
フルオープン!
主翼も開いてそれぞれ内部の
メカを見ることが出来ます。 |
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艦橋部分は初期が黄色、後期は銀色になる。 |
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ポピニカ ポインター |
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ポインターのギミックは、フロントグリルからミサイルを発射、
フロントのナンバープレートが壁に当たると助手席からセブンが
飛び出し(ポインターはホントは左ハンドルなんだけどね)、
リアのナンバープレートは番号や色が変化します! |
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ポピニカ マグマライザー |
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マグマライザーは、走行させるとドリルやサイド
ローラーが連動回転します。サイドのマフラー?
やリアブロックが開いてミサイルギミックが立ち
上がる、抜群のカッコ良さです! |
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超合金
キングジョー
ピッカピカのキングジョー。
超合金がよく似合う♪
お決まりの分離合体に
ロケットパンチ(?)や
ミサイルを手首から発射
できます。 |
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ちなみに、ポピーの「ポピニカ/超合金」とは |
亜鉛合金を主体とした金属製玩具で、超合金はマジンガーZ、ポピニカは仮面ライダーのサイクロンから
始まったキャラクター玩具です。「超合金」はマジンガーZ作中で語られるマジンガーZの材質名から、
ポピニカはポピー+ミニカーからくるブランド名と思われます。それまでキャラクター玩具と言えばソフビか
プラスティック、ブリキなどが主体で、金属製玩具はフジホビーのダイカミニなどの簡単な造りのものに
限られましたが、様々なギミックを備えた新ジャンルの玩具として一世を風靡、現在でも人気の商品です。 |
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ポピー ウルトラ警備隊グッズ |
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ウルトラ警備隊光線銃(ウルトラガン)は発光&音声ギミック付きです。
非常に良く出来た造形で、大人が持ってもサマになるサイズもグッド。
ヘルメットは黄色い成型色が残念。昔のタカトクの方がカッコ良かった。
なりきり商品群も、他のウルトラシリーズの展開は全くないのに、セブン
のウルトラ警備隊のみが次々と発売されました。 |
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ポピー ウルトラ警備隊アタッシュケース |
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ウルトラ警備隊なりきりセット。ウルトラガンにビデオシーバー、
ウルトラアイに警備隊バッジに手帳、なぜかトランシーバーも。
金メッキのキーホルダーはランダムでマンや怪獣の顔のものも
入ってるので、ちゃんとセブンが入ってるのを選ぶのは必須!
この時代、セブンキャラの商品なのになぜかファミリー全員の
写真で彩られる箱に入ってるのも特徴のひとつか。 |
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後のウルトラ警備隊セット
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なりきりグッズは、のちに
バンダイからも発売。
ウルトラガンは銀メッキ化
され、単品や警備隊セット
として販売。左下のセットの
ウルトラガンはギミックこそ
同じものの、なぜか微妙に
型が違います。 |
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ポピー
テレビヒーローかみしばい
ウルトラセブン
ブルマァクの箱絵師、
前村先生の筆による紙芝居。
ブルマァク時代の筆の冴えが
ないのは残念。 |
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オマケで→
こちらは写真によって
構成されたエポックの
紙芝居です。
カセットテープの音声
付き(フォノシート版あり)。 |
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ポピーでは、このほかにも、お風呂セットをはじめ
多彩な商品群を発売。私たちを楽しませてくれました。 |
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ロッテ |
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ロッテからはチョコレート&ガム(ウルトラマン百科)がエントリー。セブン単独の商品では
ないけれど、まぁいいか。中央のチョコでは、封入された点数券を集めると、左のメタルキー
ホルダーがもらえました。右はガムの中包み紙。こちらは点数券を送ると、ポピーのソフビ
の説明で前述したクリアソフビがもらえました。どのキャラクターが来るかはお楽しみ、と
記載されていましたが、キーホルダーも「セブンを送ってください」と手紙を添えて応募したら
ちゃんとセブンを選んで送ってくれました♪ |
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バンダイ |
この時期、セブン商品は系列会社であるポピーの担当でした。親会社
たるバンダイからは新造形のセブンのマスコットプラモを除いて、
特別注目される品はありませんでしたが、ウルトラマンキッズを経て、
ディフォルメキャラの「ウルトラマン倶楽部」シリーズを展開します。
なかなか可愛いキャラクター商品ばかりで、多数紹介したい所ですが、
キリがないのでイチ押しの1点!を紹介します。 |
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ウルトラマン倶楽部 ウルトラ怪獣ワイワイランド |
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2. ウルトラセブン / 8. キングジョー |
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プラスティック製スナップキット。
完成写真は塗装を追加してますが、
彩色済みです。
セブンは背中のスイッチで両腕を
振り下ろし、アイスラッガーを発射。
キングジョーは4つに分離…という
よりバラバラに吹っ飛びます!
箱裏の4コマ漫画も楽しい商品。 |
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バンダイプラモデル |
ウルトラセブンシリーズ@AB+1 |
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ウルトラホークとマグマライザーは復刻モノですが
セブンと怪獣は新規造形。セブンはアイスラッガー
立膝ポーズのマスコットディスプレイモデルです。
(セブン完成画像はプラモデルページ参照。)
@Aは後に箱絵を変えて再販されました。
新造のセブンと怪獣は駄菓子屋向けの釣り台紙
で単品販売もありました。 |
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バンダイ ピカモンシリーズ |
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何かカラダが光るミニフィギュアのシリーズ。どうやって遊んだらいいのか…
セブン、ウィンダム、ミクラス、エレキング、キングジョー、ギエロン、ゴドラ、
ペガッサ、イカルス、メトロンと多彩なメンバーが揃っています。 |
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タカラ
ウルトラマスク
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セブン商品にタカラも参戦 |
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当時、これデパートで
見つけて、かな〜〜り
欲しかったけど、さすが
に「中学生は買っちゃ
いけない」と思って
買えませんでした(泣)。
ビームランプを押すと
ビームランプに加え
何故かアイスラッガー
の前面も光って、
ビーム音が出ます。 |
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ツクダホビー
ストレッチヒーロー
ウルトラセブン
弾性の高いゴム製の
商品で、腕・脚を引く
とかなり伸びます。
だから何なの?という
感じで、コレいったい
どうやって遊んだら
良いのでしょうねぇ? |
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アーク
アークロン キングジョー
ブルマァク・ジンクロンの後継種(アーク社自体
ブルマァクの生まれ変わりだから)。いわゆる、
「超合金」ですね。なぜ今ウルトラ怪獣?という
時期の発売でしたが、私は嬉しかった。ギミック
は、分離以外、本来のキングジョーとは関係なく
豊富で楽しい。画像は初版、1,500円。後に派手
なカラーリングとギミック変更を受け100円UP。 |
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日東マスター TDFPO-1 ポインター (プラモデル) |
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ブルマァクのポインター(中)の復刻版。ホイール・タイヤのみ、
ブルマァクと異なります。各部メッキパーツ採用により、モデル
の美しさが引き立ってますね。デカールは新規リアルタイプで
P-Uなども付いてます。ブルマァクのホーク1号プラモ(50円)
まで復刻してオマケについてるのも嬉しかったですね。 |
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あんそにぃ
ウルトラホーク3号 |
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ブルマァク・ゼンマイ発火の
ボディ型を流用し、動力を
フリクションに置き換えた品。
3号のみ発売。
あんそにぃからは、他に
トーキングウルトラセブンが
発売されている。 |
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マルショウ
ノシノシウルトラマン怪獣シリーズ
No.3 エレキング
ゼンマイ可動で歩くプラモデル。 |
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左は昭和53年頃、
軽井沢の土産物店
で発見。第3次ブーム
直前の商品。手作りの
フェルト製マスコット。
当時も驚きましたが
何と版権マークが背中
に入る正規承認された
商品だったのです。 |
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高額なガシャポン
(100円?)の景品。
くねくね人形です。
パチモンっぽい。
タロウや新マンなどの
第1期に続く2期の商品
としてラインナップされ、
当時もレアなアイテム
でした(^^;)。 |
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ブルマァク消滅後、どうなるかと心配された怪獣商品でしたが、
第3次ブームよりも前、何故今?という時期に、講談社から発行
されたワールドスタンプビック「怪獣の世界」も、中々の売れ行き
で、人気がありました。そして朝日ソノラマ刊、ファンタスティック
コレクションNo.2(右画像)という、私たちにとって「金字塔的」な
大人向けムックも発刊。衝撃的でした。漫画でも、内山まもる氏の
「ザ・ウルトラマン」を筆頭に盛り上がりを見せ、いよいよ第3次の
ブームが起こりました。上記に掲載した商品以外にも、ポピー系の
子会社や山勝など、各社から多種多様な商品が発売、アニメの
ザ・ウルトラマン、ウルトラマン80を経て、ウルトラマンはひとつの
キャラとして確立し、広告その他の世界まで飛び出してゆきました。
意外や、幸せな時代であったかもしれません。 |
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