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「セブンのソフビ」と言って、ほとんどの方が思い起こされる人形は、マルザン/ブルマァク製、450円の
(大)サイズと呼ばれる人形ではないでしょうか。生産出荷数も、マルザン・ブルマァク時期通じて、最も
多かったソフビ人形のはずです。
私は、この(大)セブンこそ、過去から現在を通して最も素晴らしいセブン人形と考え、愛して参りました。
生産時期が長いわりには、彩色などのバリエーションは極少なく、あまりにポピュラーなソフビ人形ゆえ、
今まで深く検証されたことがないようです。そこで今回、Myセブン15体を検証し、私なりの
研究結果を発表したいと考え、あえて特集ページを設けました。(大)セブンの世界をご堪能ください。 |
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デザインの元になったのは週間少年マガジン
初掲載号表紙で知られる写真です。そのため
開いた右手とグーの左手の左右非対称な手の
デザインが採用され、上下に屈曲した目の中の
反射板も見事に再現されています。白いボディ
ラインも「このコスチュームならでは」の色です
が、赤に白が栄え、美しい人形になりました。 |
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No.00 マルザン First Production モデル
生産第1期スタート前に、純プロトタイプとして
生産されたと思われるタイプ。
特徴としては、頭部パーツの成型色が、ボディと同じ赤
である事と、頭部および胸と肩のプロテクターが銀塗装
されている点です。目のフチは金塗装。また、ボディの
白ラインは手塗りにて処理されています。
初期の販売店用カタログ等にも掲載されておりますが、
一部、市場にも出たようです。
いったい何点現存しているものなのでしょう?
(※ 左画像は量産型Aを再塗装したレプリカです)
★右画像は新品の時の画像です。目が金!
(当時の講談社「たのしい幼稚園」懸賞ページより) |
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No.01 マルザン第1期(甲型)
生産第1期とされるタイプです。目に付く特徴として、目のフチの
未塗装があげられます。元は金色で塗装されましたが、塗膜の
弱さにより、残っている確率少なく、いくぶん残っていても、顔料
の銅成分が酸化して緑青を吹いています。
もちろんこれだけで判断しては、目の黄色をはがしたニセモノに
騙されかねません。他にもさまざまな特徴があります。まず頭部
の成型色は量産型より明るい灰色、ボディも明るめの朱赤で、
若干やわらかい材質も特徴のひとつです。また、プロテクターの
孔の彫りがだれています。そして、金型の最大の特徴は左腕に
あります。あきらかに型取りの失敗と思われますが、妙に長いの
です。原型生産のため、量産型と比べてひとまわり大きいのも、
言うに及ばない特徴ですね。 |
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↑左腕が若干長い。 |
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アイスラッガーの
後端は尖ってます。 |
↑向かって左が1期。右の量産型と比べ、
プロテクターの彫りが甘いです。 |
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No.2 マルザン第1期(乙型)
前述の甲型には、生産工程上、頭部の造形に難しい面ががありました。
横顔写真でわかるように、甲型は前後に逆テーパーが大きく(アゴの張り
出し、アイスラッガー後端の尖り)、型抜きの際にはひっかかりが大きく、
非常に型抜きしにくい形状です。
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それを解消すべく、乙型で改良を 試みた
のだと思われます。首をラッパ状に広げ、
ボディ側の接合部をそれに合わせて盛り
上げてあるのが特徴です。後述の、V-cut
アイスラッガー後端処理も見られます。
プロテクター最上段、前面側の孔がたった
4つしかないのも特徴のひとつですね。
ニセモノでないことは、当時の雑誌懸賞に
掲載された写真が証明しています。
試販もされたようですが、あまり良い効果が
得られなかったのか、以後の量産型に反映
されることはありませんでした。
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ソフビの質感は甲型に似ていますが、赤がより明るい(薄い)オレンジで、なぜか全体に
(頭部も含め)艶消しの仕上げが施されています。 |
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向かって左が乙型。右、後に標準となる甲型は、前から見たプロテクター最上段の孔が
7つあります。なお、乙型頭部+標準型ボディのコンバージョン物も確認さています。 |
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※ 上記 甲型・乙型の呼称は、首の形状が その字体に似ることを由来とした当サイトのみで
呼び名としているものであり、一般名称ではありません。後述のA・Bなども同様です。 |
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(生産順序についての考察)
現状まで、450円セブンソフビに関し、さまざまな区分けが行われてきましたが、かなり的外れな意見も
多いと思われ、ここで私なりの考察を述べておきたいと思います。
まず、最初に造られたソフビは First Production (以下、FPと略す) であると思われます。これは、FP
のみが、頭部を赤ソフビで抜かれていたり、塗装の仕方から、本当の意味での試作と思って間違いない
と思われます。最終型であり、元型生産では?と思われるブルマァク輸出版が、1期達に比べても大きい
という点からも立証されることではないかと思います。
次に、このFPを元に、量産試作型が造られるはずですが、この時点でFPからそのまま型起こしされた品
が1期の甲型であると思われます。ところがこの時点、或いはFPの製作時点で、型抜きの際に無理がある
ことを考慮し、改良型として乙型が試作されたと考えられます。
乙型は首まわりの改修だけではなく、アイスラッガー後端も、後述するV-cut型のように斜めにカットされ
ており、少なくともFPより先に作った試作ということはありえません。
甲型と乙型が、どちらが先に造られたものかについては難しい所ですが、甲型でもV-cutの品が確認さ
れる等、このあたりの試行錯誤は、同時展開されていったのではないでしょうか?
試行錯誤の上、1期甲型を選択しながらも、甲型には、プロテクターのモールドや、左腕の伸び等の欠陥
があったため、あらためてFPから量産用の金型を作り直した、と考えられます。
ただし、やはりそのままでは生産工程に問題が生じるのは当然で、更に改良は続けられたようです。 |
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No.3 マルザン量産型A(初期生産分)
試行錯誤はあったものの、結果、基本的に第1期甲型をベースとした
量産用の金型が製作され、量産体制に移ります。
各パーツをブラッシュアップ、目のふちは黄色塗装に変更されました。
特徴は、アイスラッガー後端が尖っていることですが、実はマルザン
後期発売分やブルマァク版でもこのA仕様の人形が存在し、明確な
差別化はできません。但し、保存状態の良い初期発売分では、左の
写真のように、脚がまっすぐ立つという特徴が見受けられます。
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アイスラッガー後端が
尖っているため、レア
と言われることが多い。
稀少かどうかはともかく
やはりこの後ろ髪?は
美しいです。 |
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No.04 マルザン量産型 Vcut タイプ
量産型Aでも、当然のことながら、頭部パーツの抜き難さ、及び
充填不充分というトラブルが発生し、仕様変更を余儀なくされま
した。とりあえず既存のAタイプ金型を補修する措置がとられて
生産されたのが、このV-cutタイプ。アイスラッガー後端を、斜め
にカットしたような形状です。おそらく1点ずつ、手作業による改修
をしたと見られ、カットの量・角度は様々なものが存在します。
成型後に品物自体をカットしたのではない証拠に、450円サイズ
最終期のハワイ版にもV-cut型が存在しています。
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後ろ髪、
ちょっと不自然…かな。 |
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No.05 マルザン量産型B(完成形態)
V-cut型の一時的な処理を経て、このB型で最終的な決定版と
なり、新たな量産用の型が作製され、増産体制に突入します。
ですからもっともポピュラーなセブンがコレです。特徴としては
前述で問題となっていたアイスラッガー後端を丸く仕上げた所
ですね。ぜひ、「一家に一体」のウルトラセブンです。 |
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爽やかな襟足になって
完成しましたね。 |
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No.06 マルザン量産型(最終期?)
No.07 マルザン量産型(イレギュラー色)
カラーバリエーションの紹介です。ヒーローソフビには、
あまり彩色や成型色のバリエーションは存在しません。
発売期間の長い450円セブンも、その例に漏れるもの
ではありませんが、唯一左の2点のように、「色違い」が
存在します。チャコールグレーのプロテクターは、生産
最終期の彩色との話もですが、定かではありません。
ダンディーな印象の人形ですね。
白いプロテクターは、彩色ミスではないでしょうか?まぁ
ボディラインとプロテクターは同色でもいいはずですが、
やっぱりなんか変ですね。 |
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その他、妙に青味の強い
プロテクターの品もあります。
ちなみにこの最終期?セブン、私の
所有する個体は、A型アイスラッガー
の個体でした。白の方はB型です。 |
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No.08 マルザン イレギュラー品
なにコレ?すげ替えしたの?!…たぶん、、違います,。
所有していた友人(非コレクター)の話によれば、幼少の頃、
「何で自分のだけ顔が違うんだ?」と、悩んだこともあった
そうです。たぶん、嘘じゃないでしょう。なぜこんなことが起き
たかと言えば、当時、生産が供給に間に合わなかった際、
成型に失敗した人形の、うまくできたパーツのみとっておき、
それを組み合わせて1体作る、なんてこともあったそうで、
そのため、茶色のボディに赤い脚のネロンガ、なんてものも
存在するようです。ただ、入手当時、私は友人の話の真偽
より、(大)の体に(小)の頭が何事もなくついてしまい、それ
ほどバランスも悪くない、ということのほうが驚きでした。
まぁ、よく考えれば「穴あけポンチが共通」というだけの話な
んでしょうね。ってことは、セブンの大・小に限らず、例えば
「ウィンダムとエレキングの首をすげ替える」なんてことも
可能なんでしょうか…?今度やってみようかな。 |
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No.09 マルザン イレギュラー品
一見通常の量産版に見えますが、実はコレ、頭部パーツが
グレーでくるみ塗装されています。
どうやら、誤って濃いグレイの素材で抜いてしまったらしく、
あまりにイメージが異なってしまったため、通常の成型色と
同じ色で下地のくるみ塗装を行った後、通常の彩色を施して
商品化されたイレギュラー品のようです。
背の高さが、平均値より若干低いようですが、全体を総合的に
判断する限り、おそらくはイレギュラーな正規品と思われます。
バドー星人様より |
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アイスラッガーの色剥げや
頭パーツ内部を覗くと、
成型色が非常に濃いグレー
であることが確認できます。 |
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No.10 ニセモノ!
首の付け根が未彩色で、ブルマァクハワイ版かな?と思いきや、
これが噂の「ニセモノ」です。プロテクターの塗り分けはハワイ版
と同じですが筆塗りです。ビームランプが緑な点と合わせ、彩色
にあたっては、マルザン人形ではなく、本物の写真を参考にして
いるのはニセモノの意地でしょうか?成型材質は、本物に比べ、
若干柔らかい焼き上がりですが、マルザンマークの除去処理が
された左脚のみ、硬く成型されています。全体にゆがみが大きく、
そこがニセモノたる所以でしょう。ある意味、本物より希少ですが、
勿論こんなもの、ありがたがっちゃいけません。 |
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<マルザン版/ブルマァク版の相違点>
ブルマァク人形の紹介に移る前に、一応マルザンとの相違点を解説します。マニアの
方には「釈迦に説法」ですが、私自身、最近まで気づかなかった事実もありました。 |
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1. 頭部パーツ (新事実あり!)
昔、「アイスラッガー後端が丸いのがブルマァク」なんて、とんでもない
間違いがまかり通った時代もありました。勿論、A型頭部のブルマァク
人形もあります。新事実として、ブルマァク版の頭部成型色にはラメが
混入される場合がある件があります。玩具人生vol.2では、ハワイ版の
特徴とされていましたが、よーーく見ると、微細ですが国内版にもラメ
の混入が発見できます。ただし「ラメ」というより、極少量の銀粉がちり
ばめられている程度で、夜、蛍光灯の下でよぅく見ないと発見できない
くらいのものです(ラメ入りでないブルマァク版も多いです)。 |
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2. 脚パーツ
写真中央 : マルザン版
写真右 : ブルマァク版 |
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脚パーツは全面改修を受け、足裏のロゴ(マルザンは左足、ブルマァクは右足)ももちろん変更されて
いますが、ブルマァク版ではヒザ頭の形状が丸くなり、マルザンではコッペパンズックのようだった靴が
シャープなブーツになり、床接地面積も広がりました。ただ、より靴底の前傾がきつくなり、まっすぐに
立たせた場合、マルザンではカカトが1mm浮くのに対し、ブルマァクは3mmも浮くので、かえって直立
時の安定性は悪くなってしまいました。 |
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3. 胴体パーツ
プロテクターの孔が彫り直され、若干シャープな
印象です。目立った特徴としては、背中のボディ
ラインが、後期コスチュームを参考に、山が低く
改訂されました。ファスナー隠しの山も低いです。
(画像向かって左がブルマァク) |
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4. 腕パーツ
腕のプロテクター孔は全て彫り直しがなされ、孔の数や位置
も異なります。眼鏡用の細いマイナスドライバーで削られた
ようなカンジで、シャープな彫り跡になりました。 |
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★450円(大)セブンの金型改修は、かなり遅れて行われ、ブルマァク期にはいっても、長い間マルザン版の
まま、ブルマァクの袋に入れて販売されたようです。そのため、「希少性」においては、むしろブルマァク版
の方が高いかもしれません。カタログでも、ブルマァク最終期でもマルザン人形が掲載されていました。
或いはマルザンよりもブルマァク版の方が数がすくないのではないか?という考察のひとつの証拠として、
いわゆるニセモノ事件の際に執行された仮処分申請書の文面が参考になりますので、以下に引用します。
(抜粋)『またウルトラマン人形の足裏には「BULLMARK」「(C)円谷プロ」の商標及び標章がウルトラセブン
人形の足裏には「(C)円谷プロ」の標章が刻印されており…』 ←これは1972年の申請書であり、文面から
わかるように、この時点でなお、証拠品としてブルマァクが提出したウルトラセブンにはブルマァクの刻印が
なかったことをあらわしていると言ってよいでしょう。商標について争っている事件の申し立てに対し、あえて
古い人形を提出するのはおかしいですし、場合によっては、この事件があったために、あらためて刻印の
改修忘れに気づいて金型を修正するとともに、ニセモノとの差をわかり易くするために、刻印の打ち直しだけ
でなく、胴体や脚などの大掛かりな改修に踏み切ったのではないでしょうか? |
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No.11 ブルマァク A型
前述の改修がなされたブルマァク版の(大)人形です。名称も
価格も(!)変わらず復刻されました。ここでA型と称するのは
アイスラッガー後端が尖ったタイプです。
前述のように、頭部に微細ラメが入ってますが、日の光のもと
では確認できないほど微細で、「入れなくても良かったのに」と
いうくらい。成型色もマルザンとは若干異なりますが、個体差
の域でしょう。 |
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故・成田亨氏のサインは
83年に、バンダイ主催で
初めてウルトラ系の
個展が開催された際に
入れていただきました。 |
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No.12 ブルマァク B型
アイスラッガー後端が丸いブルマァク版。
このサイトではB型と呼びます。
ポピュラーなタイプです。この個体に限っては、
頭部が梨地状の艶消しで成型され、例のラメは
ほとんどわかりませんが、首のあたりや、嵌着
のツヤ有り部分を見ると、やはりラメ入ってます。 |
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No.13 ブルマァク スカーレット
マルザン〜ブルマァクまで、
量産型の450セブンは
若干の濃淡の差はあれど
ボディの赤色は
『茶色がかった朱色』なのが
一般的です。
が
ブルマァクの一時期、台紙が
セブン+ギラドラスの時代にのみ 真紅のボディを持つセブンが
生産されています。 |
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No.14 ブルマァク ハワイ輸出バージョン
ハワイ版の目立った特徴は2つ。首下の、プロテクター
内側が、後期コスチュームのように赤のまま未彩色で
あるのと、ボディ成型色が色価の高いオレンジである、
ということ。格好良いです。が、ハワイ版の隠れた特徴
として、その大きさという点があります。通常のブルマァ
ク版の直立時30cmに対し、ハワイ版は30.7cm。これは
マルザン1期の30.2cmをも凌駕する値で、通常版との
差7mm。たいした差ではない気もしますが、通常版を
170cmの男性に例えた場合、ハワイ版は174cmとなり、
体格差も増えるわけですから、かなり印象に差が生じ
ます。個体差とは思えない差で、かなり立派!しかも、
脚がまっすぐ、しっかり成型されています。450円人形
最後の生産品なため、おそらく原型生産でしょう。
この個体に限り、頭部成型色は紫がかった明るい灰色
で、ラメの混入も高いです。また、左腕のみ、マルザン
の型が使用されています。 |
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「MADE IN JAPAN」のシール付き |
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この個体はV-cut型頭部 |
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向かって左がマルザン、右がブルマァク通常版、
真ん中が輸出版です。
輸出版のあざやかな成型色をご確認ください。 |
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No.15 ブルマァク ハワイ版 <Special>
これはマルザン1期とハワイVer.のコンバージョン物では
ありません。頭部にラメの入った、正真正銘ブルマァク品。
どこからどう検証しても、まがい物の形跡ない、ハワイ版
でした。おそらく、試作品かテスト販売品と思われます。
眼のフチ未塗装+緑青は、マルザン1期同様、元は金色
だったのでしょう。この時期の製品に使われた金色塗料も
依然、材質に問題があるものも残っていたようです。
同時期商品を見ると、腐食していないものも見られるので
ちょっと残念。金目のセブンを見たかったですね。 |
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アイスラッガーはA型 |
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ボディはマルザン型 |
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No. 番外 if リアル塗装
ブルマァクの人形にリアルな塗装を施す。
誰もが1度は「やってみたい」と思うのでは
ないでしょうか?邪道なのはわかってます。
でも、きっとカッコイイはず…。
★左の画像をクリックしてください! |
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